相続とは、被相続人[*]が死亡することにより、一定の親族関係にある者が被相続人の財産に属する一切の権利義務を承継することをいいます。
相続によって、プラスの財産のみならずマイナスの財産(借金、保証債務等)も承継されます。
相続は、被相続人が亡くなったときに起きます(民法882条)。相続人の意思表示の有無、相続人が、被相続人の死亡を知っているか否かとは無関係に相続は開始します。
上記図の通り、遺言書があれば、原則として遺言の内容に従って財産が相続されます。
遺言がない場合、民法が定めたルールに従って相続されます(法定相続)。