困難にぶつかったとき、解決の方法は一つではありません。
自然科学とは異なり、法律の問題に真理はなく、目の前の困難を解消するためにどのように対処すべきかは、その困難の性質、当人の考え、その問題にかかわる相手方や第三者の状況、解決に踏み出す時期等によって異なります。
しかし、ある具体的な問題を解決するにあたって、依頼者の皆様と一緒に最後の最後まで一つの最適な解決策を追求していくことこそが、法律のエキスパートである弁護士に求められるものだと思います。
弁護士が取り組む問題に真理はなくても、ご質問に対する回答や書面の作成、その他あらゆる場面において、真理を追求する科学者のように、目の前の依頼者の方にとって「真理」ともいえる最善の策は何かと考え、共に議論し、解決に到達できるよう、日々自己研鑽に励む所存です。