TOP > 事務所ニュースレター > 弁護士 室谷 悠子
秋にクマが人里に下りては殺されました。原因は、開発に山の実りの大凶作が重なったことによる冬眠前のエサであるどんぐりの不足です。私の属する自然保護団体は、急増するクマの射殺数を減らすために奔走。たくさんの人の応援があり、毎日流れるニュースに胸を痛める人がいたことにホッとしました。クマは、本来おとなしく優しい動物です。山がちな小さい島国でクマと人は少し前まで共存できており、そこには共存の知恵がたくさんありました。急速にバランスを崩している自然との共存には、知恵と優しさと地道な努力が必要です。殺伐として余裕のない人の社会にも必要なのかもしれませんね。
今年も皆様とともに。一年よろしくお願いいたします。